コンテンツに写真を挿入する際、何が何でも配置してよいかといえば、そんなことはありません。
その文章に合う「絵」なのかどうかはもちろんのこと、パターンや構図も重要です。
以前、4つの構図のセオリーを紹介しましたが、今回はさらにそれを発展させて、使う場所のシチュエーションについて考察してみたいと思います。
これさえ知っておけば、写真コンテンツの配置に困らなくなる! かも。
被写体を撮影する際に考えるべきこと
写真の多くは単純に撮影されたものではありません。
そのほとんどは、フレーミングや構図が考えられているのです。
バランス良く安定感があるもの、躍動感が生まれるものであったりと、さまざまなパターンが存在するのです。
これから紹介するパターンを、撮影時の目安として活用してみてください。
適切なフレーミングや構図を生み出すための第一歩、それは被写体を観察する際に相対する視点を考えること。
例えば、望遠レンズで部分を切り取るのか、あるいは広角レンズで広い視野を映すのか、ピントを手前にするのか奥にするのか、全体的にシンプルにするのか、賑やかにするのかなどです。
これらは、ワンパターンになってしまう現象を回避するためにも必要なことです。
では、実際にパターンのいくつかを見ていきましょう。
(1) 水平構図 <画面に広がりと伸びやかさを表現する>
風景の構図を作る際、構成する線を処理する上で最も基本となるものです。
水平線の位置によって印象が異なりますので、表現意図をしっかりと。
(2) 斜線構図 <生き生きとしたリズミカルな動感>
代表例は、山並みや丘陵地など。斜めのラインは写真に動的な印象を盛り込みたい時に最適です。
(3) 対角線構図 <画面に安定感を生み出す王道>
対角線は、画面内で一番長い線です。
これによって画面を2分割し、安定感のある写真にすることができます。
(4) 曲線構図 <優美さや穏やかさを表現する>
S字のようなカーブを構図に入れると、画面上にリズム感が生まれ、どこまでも続いていくように見せる効果があります。
(5) 中央1点構図 <別名「日の丸構図」。被写体の存在感を最大限に>
この構図は面白みに欠けると言われますが、場合によっては安定感と強い集中力を感じさせる写真となります。
シンプルゆえに、被写体も考えて。
(6) 遠近法構図 <自然形態に応じて距離感や奥行き感を>
風景写真やスナップ写真でも多く取り入れられる構図です。
変化を楽しむことができる上に、視線の向かう方向に特徴的な素材を置くことでより印象深い写真となります。
(7) トンネル構図 <画面に集中力や落ち着きをもたらす>
周囲が暗くて中心が明るいトンネルのような構図にすると、強弱が生まれて集中力のある写真になります。
また、遠方から垣間見るような主観を与えることができます。
いかがだったでしょうか?
今作っているコンテンツにはどんな写真が必要なのか、判断の材料になれば幸いです。
実際に写真を撮る際にも、フレーミング等に困らなくなるかもしれませんよ!?
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