コンテンツマーケティングの重要性がますます強調されている昨今。
でも、1本のテキストを仕上げるにも考案から執筆、校正まで、それなりに時間も手間もかかるものです。そんな手間を考えて、ルシダスのブログは、スタッフが交代で執筆し、署名原稿の体裁で公開しています。
署名原稿には、1つの大きなメリットがあるんです。
会社はいわば「カオナシ」みたいな状態。どんなに気合が入った文章でも、企業という立場のままでは、無味乾燥・無機質なコミュニケーションからの脱却は難しい。
一方で署名記事は、具体的な「人」の要素が加わることで、ブランドや企業にパーソナルな側面が生まれます。
「顔が見える」「人間らしい」文脈に落とし込んだコミュニケーションが可能になるんです。
署名と無署名、どっちがプラス?
署名と無署名、どっちが良いかは、コンテンツの種類や目的、配信チャネルによって判断が分かれるところです。
例えば、不特定多数の目に留まる企業サイトのコンテンツなら無署名、よりパーソナルな性質を帯びたブログや専門的なダウンロードコンテンツなら署名入り、といった具合に。
無署名原稿の場合、内容に対する責任は配信元(出版元)が負うことになります。
前面に出てくるのはあくまで企業(ブランド)なので、書き手には客観的な事実や一般的な推測の範囲内でのコミュニケーションという制限が課せられます。
……と思いきや、自己責任の枷がない分、自由な発想を働かせて面白いコンテンツを生み出すこともあります。
あくまで、企業(ブランド)のイメージとマッチしていることが条件ですが。
いざ署名原稿……となると、実際躊躇する人もいます。かくいう私もその1人。
「とにかく目立つのがイヤ」
「うっかり間違ったことを書いてバッシングされたら……?」
「タカビーな印象を与えてしまったら……?」
これら想定されるデメリットは、100%ご心配なくとは保証できかねますが、内容に責任が伴う分、書き手は万全の注意を払って原稿を書き上げますよね?
このプレッシャーが、より質の高い魅力的なコンテンツを生み出す原動力となるのです。
さらに、著者本人のブランドも促進されます。自分の専門分野であれば説得力も加わります。
「へえ、これはあなたが書いているの?」なんてお客様に言ってもらえたら、あなたの個性や提供情報の有益性が何らかの形で響いているからでしょう。
社員個人のブランディングの成功は、会社のブランディングをも促進します。
署名原稿で名前を入れるには?
署名は基本的にはトップ(冒頭)ですが、末尾に入れる場合もあります。
氏名のほかに職種や役名を入れると、内容にさらなる重みが加わります。
文/不破 悟
Text/大和田 美智子
文/サマンサ 久城(経済アナリスト)
文/斎藤 勇(株式会社XXYYYZZ マーケティング担当部長)
コンテンツを通じて、社員の個性が会社の魅力に紐付けされるようになれば、それはもうWin-Winなコンテンツマーケティングの土台が築かれているのです。
効果的・効率的なブログの作成や運営については、ルシダスのウェブサイトでも『マーケティングブログ25のヒント』としてお得なヒントを公開しておりますので、ぜひダウンロードしてご活用ください!
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