マーケティングロックスターが飛行機から空撮した写真を見て、「空から見た人間なんてちっぽけなもんだなぁ……」としみじみしている川邊です。空撮写真はこちら!
というわけで今回は「俯瞰力」をテーマにお話しします!
俯瞰力とは
そもそも俯瞰力とは物事や思考を全体的に眺める力という意味で、「俯瞰」とは高い視点から全体をフラットに見ることをいいます(俗に言う上から目線とは違いますよ!)。
ちなみに、第三者の視点で見ることを「客観」、自分主体で見ることを「主観」といいます。
これらは「視点を置く場所」に違いがあり、同じ事柄でも視点によって出てくる意見が変わるので、うまく切り替えることで、場面に合わせた適切な判断ができるようになります。
では、「俯瞰的な見方」とは具体的にどういうことでしょうか?
俯瞰的な見方って?
俯瞰力を発揮するために一番大切なポイントは、感情に振り回されないことです。
例えば、あなたが自社で配信しているメールの「開封率が低い」という課題について改善策を考えているとします。
メールの内容は読み手にとって大変役に立つ題材なので、多くの人に興味を持ってもらえるはず。それに、誰から見てもその内容を十分に訴求できる件名になっています。しかし開封率が上がらない……。
開封率に影響を与える要素であるメールの題材や件名も、多少の改善ができたとしても大幅な改善は見込めないと、八方塞がりのようにも感じるでしょう。(自信があればあるほど落ち込みますよね……)
でも、一歩引いた「俯瞰的な見方」をすると、状況は変わります。
木を見て森を見ない状況から脱却できると、実は「ターゲット選定」に問題がある可能性も視野に入ってくるんです。
例えば、
→ 件名や題材は良くても、そもそもニーズや温度感に合致してないと開封率は低いまま
→ 温度感もニーズもバラバラなワイドターゲットに、限定的なニーズに対する題材を送信しても開封率は上がらない
といった具合に、新たな視点が生まれます。
もし、その題材に興味を持たないターゲットに対しても配信していたのなら、いくら特定のターゲットが興味を持つ内容でもどんなにキャッチーな件名でも、響きにくいのです。
そのためここでの結論としては、メールの開封を促すための題材や件名が悪いわけではなく、「そもそも送信しているターゲットが適切ではなかった」ことになります。
もっと日常に落とし込んだ例え話をします。
地面に書かれた「6か9」の数字を見たときに、
主観Aさん
主観Bさん
客観Cさん
と、立っている場所などによって違った見方になりますが、
俯瞰Dさん(上から見ている人)
というように、俯瞰的に見ることで主観的・客観的視点では見えなかった部分が把握できる、というわけ。要は、一歩下がって全体像を見る! ということですね。
ビジネスシーンでも役に立つ!
このように俯瞰的な見方ができると、さまざまな角度から物事を捉えられるので、結果に一喜一憂することなく適切な改善策を持てます。それが問題解決につながり、ビジネスシーンにおいて大いに役に立つでしょう。
マーケティングの場面でも同じことが言えます。レポーティングや戦略の策定においても問題の本質を捉えられれば、効果的な施策を打ち出すための材料にもなります。
とはいいつつも、マーケティングに関連するお悩みは多種多様。
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