確実に成果が上がる魔法の言葉？

どうして脂と炭水化物の組み合わせはこんなに邪悪にして、こんなに旨いのだろう!?　と考えながら、コロナ禍でぷよぷよになってしまってなかなか元に戻ってくれないお腹を見ては糖質ゼロ麺を食べるマーケティングロックスターこと池上です！

さて、そんな「旨いもの」ですが、うまい話には裏がある、なんて言われるぐらいですから「成果が上がる魔法の言葉」なんてどうせまたトンチか、はたまた「ルシダス助けて〜！」ってドラ○もんばりのオチを用意した宣伝なんでしょ？　と、斜に構えてみたけどついついクリックしてしまったあなたに朗報！
これは、世の中にある数少ない、本当に確実に成果が上げられて、しかもタネも仕掛けもない（つまり、手品ではない）魔法なのです。

もったいぶっても仕方ないので、先に答えを書いてしまうと、魔法の言葉は

「なんで？」

という問いかけです。

へ？

真面目に説明しますね。
何かを計画する時でも、何かを振り返る時でも、ひたすら「なんで？」と問うことは、見えていなかったものや、わかったつもりだったのにわかっていなかったことなど、本質を見抜くために必要な気付きのきっかけになります。

私が幼稚園児だった頃、よく一緒に遊んでいたお隣さんのリサちゃんは「なんで？」の名手でした。とにかく、何でもかんでも「なんで？」と、口癖のように聞いてきました。（アメリカの出来事なので、本当は、語尾をやたら伸ばす「Why？」でしたが。w）

ある日、リサちゃんは「なんで空って青いの？」と、絵に書いたような質問をしてきました。物知りなのを誇っていたマーケティングロックスター少年は「きたこれ！」とばかりに、ナショナルジオグラフィックのテレビで聞きかじった話を得意満面で答えました。

ロックスター少年

それは、太陽の光が空中のチリに反射してるからだよ！

リサちゃん

へぇ。なんで？

ロックスター少年

……え？

まぁ、当然です。空気中の微粒子が波長の短い青に近い光を拡散するから、なんて当時は知る由もなかったのですが、それから44年経った今はグーグル先生があるのでブログを書きながら慌てて調べることもできるのです！（威張るなw）

思い出話はさておき、本質は「得意満面なまでに知っているつもりだったこと」が、たった1つの「なんで？」で実はまったくわかっていなかったことを露呈させたという事実であり、これが改善や成果につながるのです。

例えば、あなたがメルマガを書いているとします。どうせならベストプラクティスを勉強しよう！　とセールスフォースのブログ記事を見たら、「件名はおおむね25文字以内が理想」と書いてある。プロが言うんだから間違いない！　と鵜呑みにするのか、「なんで？」と問うのかで、実はかなり違いが出ます。

何せ……

多分、そのセールスフォースのブログ記事は英語からの翻訳記事なんです。😅
1バイト文字の英語であれば、件名表示領域が極端に小さいiPhoneのOutlookでも25文字はすっきり余裕をもって収まりますが、幅の大きい2バイトの日本語文字だと、16文字が関の山。あちゃ〜。

上記はわかりやすい簡単な例ですが、わからないことがあれば5回「なんで？」と問い続けることで本質にたどり着ける、というメソッドなど、この魔法の言葉を最大限活用する方法論はたくさんあります。しかし一番重要なのは、少しでもわからなかったらわかったふりをせずに人に聞くでも、自分に自問するでも、調べるでもいいから、「なんで？」と問うことを癖にすることです。

私がコンサルティングの現場でお客様の課題などを聞いている時、やたらと「なぜですか？」と聞くのも、お客様すらまだ見えていない課題の本質にたどり着きたいからです！

というわけで、なんで脂と炭水化物の組み合わせがこんなに旨いのかというと、飢饉に備えてなるべくエネルギーを大量に蓄えたいという人間の身体の仕組みゆえに、高カロリーかつ効率よく吸収しやすい食べ物を自然と欲してしまうからのようです。美味しいものは全部太る！　は、あながち間違ってもいないのかもしれませんね。(^^;

執筆者プロフィール

池上ジョナサン

株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…［続きを読む］

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