高校生の頃、好きな女の子の家に電話して「親突破」ができず一人涙で枕を濡らしていたマーケティングロックスターの池上です!
さて、そんな「電話をかけて親を突破しないと友達と話せない」の意味は若い世代には(そんな若くもない世代にも)通じなくなっています。
「家電(いえでん)」ではなく、そもそも電話というのは固定電話しかなく、「電話」と言えば「家電」の事だった、というのも。
今では高校生が当たり前のようにスマホを持ち、電話だけでなくLINEなど様々な方法で常に友達と連絡が取り合える環境にあったりしますし、ちょっと前までの時代とは電話というものの存在意義さえも変わってます。
電話の「常識」はかなり変わってきている
しかし!会社のデスクに電話機が置いてあって、電話で連絡を取り合ったりしながら業務を進めるというのはこのブログを執筆している2021年現在も「当たり前」な光景であり、私が生まれるさらに前の時代、半世紀以上も前からほとんど変わっていません。
しかし、そろそろ電話もお役御免なのではないだろうか?という事で、意を決して、廃止をしました。
なので、恐れ入りますが、今後ご連絡をいただく場合はメールやお問い合わせフォームからお願いします。
さて、意外かも知れませんが、この英断(と言い切りますw)は社内からかなりの抵抗を受けました。「マーケティングロックスター、それはさすがにぶっ飛びすぎです」と最初に言われて計画倒れになったのは2019年の事。
ただ、その時に廃止されては困る理由を聞いても、営業からは漠然とした不安しかなかったため、「廃止は時間の問題だな」というのが当時も感じていた事です。
例外的に、総務部門は役所や銀行が前近代的すぎてFAXがないだけでもユニコーンを相手にしてるかのような反応を受けるので、電話までなくなったら役所とどう対応するのか見当すらつかないという事でした。
これは… お役所さん、早く21世紀に来てください!としか言えないです。
どうして「あって当たり前」な電話を廃止したかったのか?
理由は色々ありますが、そもそもの「きっかけ」は営業コールの多さでした。
大体の電話は「社長様はおられますでしょうか?」から始まる、マンション経営などの勧誘です。
そんな電話に対応して受付でブロックしている総務の人件費を俺が払ってるのか!?と思うと猛烈にムナクソが悪くなってくるわけですよ!w
それ以外の業務に関する電話連絡はごくわずかというだけではなく、新規お問い合わせは皆無に近く、既存のお客様の場合はどちらにしても折り返しになるケースがほとんどで、それなら最初からメールなど他の手段を使っていただいた方が良いケースでした。
これが2019年の現状。
早送りして2020年になると——ご存知の通り、コロナ禍により在宅勤務が主流となり、そもそも会社にある固定電話など使う術すらない。
代表番号だけは総務が出られるように転送をかけていたものの、結局全ては「折り返し」に。
お客様もお客様で会社にいないので電話を使う頻度も減り、その代わり、2019年頃には消極的だったり、使い方がわからないお客様もまだ若干はあったビデオ会議が「当たり前」のように誰でも使えるようになりました。
——いよいよ、電話と決別する時です。
電話って、非常識な通信手段!?
そもそも、電話というのは実はとても非常識な通信手段です。
生まれた時から当たり前のように固定電話が家にあって、友達の家に電話をかけて親突破をしていた私の世代からすれば「え!?なんで!?」と思われるかも知れませんが、冷静に考えると「変」なのです。
そして、ルシダスでも若い社員が電話がなってもなかなか出ない(出たがらない)理由の秘密もここに隠されてます。
こちらの都合とか、何をしているのかとか、そんなのお構いなしに割って入ります。
しかも、固定電話から固定電話の場合、大半の場合は誰がかけてきたのかわからない。
どんな用件なのかもわからない。
こういう「急にやってくる謎の連絡」みたいなものって、他には存在しません。
仕事の作業中だったりすると、中断しないといけないし、とても迷惑でもあります。
これが、他に通信手段がなかった時代ならば致し方ない事ですが、今はメールもあります。
どういう用件なのか、事前にメールすれば済む事ですし、メールの方があとから「言った、言わない」という事もありません。
そしてきちんと話し合わないといけない事があるならば、ビデオ会議に画面共有を併用した方がよっぽど効率的です。
ともすれば、コロナ禍でテレワークも増え、ルシダスのようにデスクもフリーアドレスに変わった今、「電話」というのは、そろそろ、FAXとともに過去の通信媒体として葬り去られる時がやってきたと判断をしました。
電話という手段が使いやすいのになぁ、と感じておられるお客様には大変申し訳ございませんが、作業効率、連絡の確実性なども含めて、今後はメールやビデオ会議などご活用いただけますよう、よろしくお願い申し上げます!
ちなみに、私の周りの同世代の経営者も同様に電話をどんどん廃止しています。
「営業電話」というのができなくなってくる事も意味しますから、インサイドセールスも含めて「メールの時代」は半ば強制的にやってきています。
そんな時代を生き抜くマーケティングのご相談は、ルシダスまで!
執筆者プロフィール
- 株式会社ルシダスの代表にしてマーケティングロックスターを自認しており、経営とマーケターの二足のわらじでお客様の課題解決に邁進する…[続きを読む]
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